カテゴリー: 勉強の仕方 Page 16 of 18

いつからが受験生?

受験学年の皆さんにとって、いよいよ入試へのカウントダウンに入る時期になった

もうかなり前から「受験生」として頑張っている人もいるだろうし、「受験生」になり切れてない人もいるだろうし、入試はまだだからそのうち「受験生」として頑張るつもりの人もいるだろう

「受験生」だからといって勉強ばかりする訳ではない、息抜きや楽しみも人間必要だ
ただ知っておいてほしいことは、入試当日は誰もが極度に緊張する、その極度の緊張の対策を十分していかなくてはいけないということだ

緊張の対策ってあるのだろうか
自信をもてる状態で入試に臨めば緊張しないと言われるが「自信をもてる状態」とはどんな状態だろうか

スポーツで考えると、「練習」で出来ないことが「本番」で出来ることはないだろう
だから「練習」を「今が本番なんだ」という気持ちで取り組んでいるはずだ

勉強でも同じことがいえる

「自信をもてる状態」にできた人は普段から本番を想定した緊張感を十分もって取り組んできた人だ

「自信がもてる」「本番での緊張に打ち克つ」には「今を本番と同じ真剣さと緊張感で取り組み続ける」ことだ

受験生はいつからか、それは「今」が入試なんだという真剣さと緊張感をもって取り組み始めた時だ

セルフコントロール

セルフコントロールとは、自分の感情や行動をコントロールする力であり、誘惑に負けず冷静な判断を続ける力である
自制心や意志力ともいわれ、「プロ意識」にもつながる

「頑張ろう!」と決意したのに、3日後、1週間後、気が付けばその意志を忘れてしまっている、もしくはその行動がとれてないことはないだろうか

そういう時、先輩たちがやってきた工夫としては

1「物理的に自分の意識に浮上させる仕組みをつくる」

部屋のよく見えるところに自分の決意したこと、なりたい自分を書いて貼る

スマホの待ち受け画面など普段よく目にするところに、自分の決意したこと、なりたい自分が思い出せるよう工夫する

2「計画」

いわゆる三日坊主にならないためには計画も大事だ

本当に無理のない生活リズムかどうかよくよくイメージして「習慣をつくる」ように計画する

1週間、1か月してその計画が「習慣」として体が覚え「リズム」となれば、計画は必要なくなることも多い
計画は「やることリスト(To Do リスト)」にかわる

計画してもその通りいかないから無駄だという子もいるが、「習慣」をつくるという視点で計画を立てるのがいい

夢や目標を達成するためには、セルフコントロールという「自分の感情や行動をコントロールする力」「誘惑に負けず冷静な判断を続ける力」も重要な要素だ

「粘り強さ」が成功を収める重要な要素

「天才とは、1%のひらめきと99%の努力である」というエジソンの名言がある

「やり抜く力」GRITという言葉を聞いたことがあるだろうか

G:困難なことに立ち向かう
R:失敗しても諦めずに続ける
I:自分で目標を見据える
T:最後までやり遂げる

努力しても、やっと結果が出るという直前で諦めてしまうことは多い

だいたい3、4回のチャレンジで諦めることが多いが、5回目以降チャレンジする人はそこで加速する

そして10回目くらいで「あれ、出来てる!」「コツがつかめた!」となる

4年に1回のワールドカップとかなら何十年とかかってしまうが、
入試問題の過去問やスポーツの技術などは何年ではなく何ヶ月だ

「粘り強さ」によってひとつの達成を可能にするかどうかは紙一重

やり抜く力」こそが成功を収める重要な要素である

「なりたい自分」に向けて何をすればいいのか

「なりたい自分」のイメージが明確にできたとき、体中の全細胞がそれに向けて動き出す、潜在能力を呼び覚ます

「なりたい自分」のイメージが難しいときは、あの人気スター大谷翔平のマンダラチャートを参考にしてみるのもいい

例えば「〇〇高校にいって、クラブで活躍して、たくさん友達をつくりたい」というなりたい自分があったとき

必要な要素として「〇〇高校に合格する」がひとつある

そのためには「毎日〇〇を〇時間する」「集中する環境づくり」「日々の計画」などの細かい要素に分けて具体化する

他にも「基礎体力をつけておく」「今の友達と良い関係を深める」などあると思う。それぞれについて、細かい要素に分けて具体化する

そうして出来上がったシートを日々眺めれば、「なりたい自分」とその過程がリアルにイメージできる

またマンダラチャート以外の方法として「魚骨図(フィッシュボーン)」というやり方もある

フィッシュボーンは課題探しに使われることが多いが、目標を「なりたい自分」にして活用すればいい

今日も「なりたい自分」をリアルにイメージして、充実した時間をワクワクしながら全力で楽しもう!

参照1:大谷翔平マンダラチャート

参照2:魚骨図(フィッシュボーン)

中3生2学期の実力テストは一喜一憂しない

実力テストが返却されたら、間違った問題を見直すこと。基本的には解き直すこと

受験で成功した先輩にインタビューすると

「受けたテストのやり直しに力を入れた」という人が非常に多い

模試の場合は「分野別の正答率」と「設問ごとの全受験者の平均点」が成績帳票についてることが多い

模試の結果が返却されたらすぐにその成績帳票をじっくり見てみること

よくできた分野は自信を固めよう!

また、弱点分野はどこなのかもしっかり見つめて、この単元とこの単元を次の実力テストまでに頑張るぞと決めておこう!

中3の2学期は、校内実力テスト3回、模試3回、合わせて6回のテストがあるので、

良い時もそうでない時もあるのが普通だ

良くても安心はできない。次を見据えて解き直しと作戦をたてないといけない

悪くても落ち込む必要はない。ほとんどの人が悪い時もあるものだ

だから、一喜一憂せずに「解き直し」と「次の作戦」に意識と時間とエネルギーを費やそう

中3生2学期の実力テスト勉強法

テストまであと何日あるかで変わってくるが

まずは、得意を固める

本来できるところで間違えるのは悔しいし、実力テストでは一番もったいないことだ

ミスをしないトレーニングをすること

時間内にやることを意識して、もし時間がかかってしまいそうな場合は〇分で次に移るなどあらかじめ作戦をたてておくこと

苦手な科目は過去問や前回の問題などを見てこういう部分ならできるかもという部分を見つけて整理しておくこと

そしてそこを集中的にやる

テストまであと少ししか時間がなくても、理科のⅡ分野や社会は短時間で得点アップにつなげることができることは多い

たとえ時間がなくても「あきらめない気持ち」をしっかりもって密度の濃い時間を生み出すこと

睡眠時間を削ることはよくないが、最後の一瞬まで執念をもつことで得点アップすることはある



入試の日に気づくこと

入試の日には、今まで自分がいろんな人から応援され支えられていたことを実感する

毎日お弁当を作ってくれたお母さん

いつも言葉に気を遣って声をかけてくれたお父さん

一緒に合格しようなって言ってくれる友達

合格を信じ励まし祈ってくれる先生たち

その他いろんな人から自分は応援されていることに気づく

 

よく世間では「感謝の気持ちが大切」と言われるが

心の中で「今までありがとう」と唱えると、まるでゾーンに入るかのようなパワーが自分の中にみなぎってくる感覚を入試の日に実感するだろう

「感謝は自分のエネルギー源」になり、自分だけでは決して引き出せないパワーを与えてくれる

もし、それを毎日出来ればきっと日々の成長度も変わるだろう

テスト結果の受けとめ方と振り返り

中間テストお疲れ様 答案が返却されたら

うまくいった成功部分を確認しよう

うまくいかなかった部分についても確認しよう

大切なことは、成長したところを次につなげること

悔しい部分は、次はどうすればいいか、どれくらいならできるかについて
テストが返却された今、しっかり自身に刻み込もう

ケアレスミスの傾向、出題予想との整合性、自身の勉強の仕方について

次のテスト前にもう一度見返せるようにしておくといい

そして一番大切なことは「次は〇点とるぞ!」という気持ちをしっかり自身に刻み込んでおくこと

苦手な科目でもせっかく勉強するなら効果的に

苦手な科目は嫌いだなぁという気持ちが固まってしまってることが多いね

そうなると気付けるところも気付けなくなる

取組む時にその科目に笑顔を向けてみようか

その科目の「こういうところは好きかな」という大きな気持ちで

そうすると「わかる!」部分が見えてくる

人間関係と似てるね

数学はどれくらい必要か

数学は現代のテクノロジーにおいて欠かすことのできない科目だ

車や電車そして航空機などにおいて、その安全性は高度で緻密な計算によって保証される

電気や磁力など目に見えない力を正確にコントロールするためには

誰かが数学を極めないといけない

数学は世の人全員が極めないといけないとは思わないが

数学は得意な方とかもっと出来るようになりたいと思う人、

世の中はその能力とマインドを必要としている

数学は得意だけどゲームの方が好きだという子もいるね

でも、崇高な「志」を自身に掲げて励む人は「尊敬される人」となる

ゲームよりもずっと人生において価値のあるものを得るよ

世の中はその能力と志を必要としている



Page 16 of 18

Powered by WordPress & Theme by Anders Norén