未来の自分への参考書を作る

勉強を進める時は「これを実力テスト前や入試前に見直そう」というものをつくるのがいい

まずはノートかルーズリーフかプリントかカード形式かなど

科目や使い道によって使い分けるのもいい

後からみて「ああ、そうだった」とすぐ思い出せるような未来の自分に親切なものを

調べたことや先生に聞いたポイントなど書き込んだり付箋紙を貼って追記したり

自分の言葉を付け足すと後からよく思い出せる

また自分はどういうところに注意しないといけないのか、その対策の心得なんかも結構あとから役に立つ

書いて覚える専用のノートや紙を作ってみるのもいい

やり直し専用のノートを作ってみるのもいい

いろいろ工夫を考え出してみよう

あまり時間や手間をかけずに要領よく出来るものにしなければいけないが

未来の自分への参考書を作ることはきっと未来の自分から感謝されるよ

不可能がいつ可能になるか

スポーツや勉強で何かのスキルを習得するとき

例えばサッカーのオーバーヘッドキックや外国人の英語を正しく聞き取れるようになることや偏差値を〇〇上げるなど

他にもいろんな例がたくさんあると思う

1か月真剣に頑張ってもなかなか上達が感じられず、3か月くらい頑張ったら、途中で「上達してきたかな」と思われる時もあるけど、「やっぱりできないんじゃないか」って思う結果になることが多いのではないだろうか

途中で怪我をしたらたいへんだからもうやめようとか日本人なんだから外国語をマスターするのは根本的に無理があるんじゃないかとか自分の偏差値を上げるよりも自分の能力をわきまえて生きていったほうが利口ではないかって考える時もあるだろう

でも半年くらいなんとか努力を続けていれば、ある時、力まずにやってみたときにふと出来そうな瞬間が訪れる

でも、頭に中では「出来そうと思ってもどうせできないんだ」という思考が強くなってしまっていて自分では出来ると思えないまま続けている

でも「あの力まずにやってみたときの感覚」は何だったんだろうと思い出してみて、もう一度冷静にチャレンジしてみる

コツというのは自分が思い描いていたものとは少し違うことも多いのではないかと思う

もっと力を抜いて、理論や理屈はいったん置いておいて

今まで何千回といろんな角度からチャレンジしてきて「体が覚えたこと」を頼りにいわば頭を「無」にしてやってみると

最初は頭では「出来てる」と思わないのだけれども

「体が出来るようになっている」

あとから頭でも「出来てる!」と」実感できるようになる

世の中には「努力は報われる」という言葉があるけれども「いや、努力しても報われないものは報われない」って思うこともある

でもたとえ「努力は報われない」という考え方になってしまっても

「やめなければ」「続けていれば」

努力は必ず報われる

少なくとも半年、長くても一年で

一年後の自分は今の想像を超えるもの

人の、特に子供の成長は想像をはるかに上回ることも多い

だから「子供の可能性は無限大」という言葉が出来たんだと思う

春・新学年 新しい夢が新しい一年にする

春を感じる季節、新しい学年に上がる季節に

どんな夢や希望をもつかによって一年の方向性や充実度が決まる

もう一度「やってみたいこと」「なってみたい自分」を本気で思い描いてみよう

夢やなってみたい自分はそれを追い求める過程で新たな自分の才能を気づかせてくれたり伸ばすことができる

夢を実現できるかとか、なりたい自分になれるのかと考えるより

追い求めるその道筋に大きな価値があり新しい自分を切り開いていくことができるのだ

不測の事態が起こっても乗り越えられる

予想していなかった出来事やアクシデントが発生することもある

でもあえて言うならそういう想定外のことも起こるのが普通だと考えて計画しておくのがいい

その想定外がどれくらいの間続くのかは状況によるけど

焦らず、慌てず、絶望せず、1つ1つの事態に丁寧に向き合おう

必ず落ち着いてまた自分のペースで取り組める時がやってくる

その時のためにエネルギーを充電しよう

そして「その時」が来た時にいかに再スタートをすばやく力強く切れるかで、さらなる成長が決まる

学び方を習得する

自分なりの勉強法を確立する力=自学力

自分にとって最もモチベーションが上がり、効果も期待できる方法

そういう方法を見出せたら強烈に主体的になり怠けそうな自分をしっかり律したりできるようになる

「覚えきるにはどんな風にするのがいいかな?」

書いたり、声に出したり、それらは科目や覚えることの質によっても変わってきたりする

自分流のやり方を「覚えることの質」に応じていくつか用意しておくのがいい

「覚えきるには何回繰り返すといいのかな?」

9割以上を記憶に定着させるには5回以上の繰りくりかえしが普通は必要と言われる

「くりかえしはどれくらいの間隔(タイミング)でするのが効果的かな?」

習ってすぐ(当日か翌日)にもう一度くりかえしてみることが大事と言われる

3日以上過ぎてしまうと習ったことの7割は忘れてしまっているから効果的ではなくなると言われる

「集中力をあげる方法は?」「時間内にやり切るには?」

タイムプレッシャーといって制限時間内にやり切るという意識が集中力を高めると言われる

いろんな観点から自分にとって最も効果が出せる方法を見いだせたら最強だ

それは勉強だけではなくスポーツやいろんな技術を磨く方法にも通じていくだろうし

大人になって仕事をやりだした時にも活きてくる

少なくとも成績をしっかりあげている人はこの「自学力」がしっかりしている

すぐには見つからないものでいろいろ試行錯誤するかもしれないけど追求していれば必ず見つかる

世界でたったひとつのバラ

小学生の国語の問題に「星の王子さま」が出題されていた

その話には「何千本もバラの花が咲いている星に王子さまが行く話で、王子さまは自分の星で大切に1本のバラを育てていたけどこの星にはたくさんのバラが咲き誇っていて、自分はちっぽけなことに力を費やしていたと初めは感じるのだった。しかし、キツネが登場してきて“肝心なことは目に見えないんだよ”と言ったことで大切なことに気づく」

大切なこととは「世の中にはたくさんのバラがあるけれども、自分が大切に育てたバラは世の中で1本であってその1本のバラこそが自分にとって大切で責任をもたないといけないんだ」ということだった

この話を読んで思ったことは、塾に置き換えて

「世の中に子供はたくさんいるけれども、大切なのは巡り合った子供、自分が一生懸命育てた子供であって、その子供に責任をもたないといけないんだ」と

「どんな子供に巡り会うか分からないが、巡り会った子供、受け持った子供に対しては一期一会の気持ちで責任をもって大切に育てていくんだ」と

中2生はこれから3週間で実力テストの成績が大きく変わる

2学期に行われる校内実力テストと五ツ木模試の成績は、これからの3週間の学習で大きく変わる

学校が懇談などで短縮になってできた時間や春休みの時間の使い方はとても貴重な時間になる

学習内容は1・2年までの復習で実力テストを見据えたレベルにまでどれだけの単元を引き上げることができるか

・どの単元をこの3週間にやるか

・どんな方法でやるか(効率的な方法を考えて)

そのために「自分ルール」もしっかり考えて決めておくことも大事

「自学力」「自分だけの秘密の特訓」をどれだけ発揮できるかが鍵を握る

先生の方では、公立高校入試問題が掲載されたのを見て、いよいよ中2生の受験の始まりを覚悟する

来年までのまだ見ぬドラマのシーンが脳内を駆け巡り、とてつもなく大きい緊張感に襲われる

ふと、過去に不合格になってしまった生徒のことが一気に思い出される

あと2点だったなんて

導ききれなかった悔しさ、そして何よりも生徒の涙が鮮明に思い出される

もう決して不合格は出したくないという強烈な想いがとめどなく湧き出してくる

見たいのは笑顔

目標を見事達成した時の笑顔を、想像以上の志望校に届いた時の笑顔を

見るために一年一年人生をかけて全力で向かっていくのだ

一人一人のドラマをしっかり導いていくことへの覚悟をくくる

なんとか全員を合格させたい

中2生にとってはこれから3週間が合格するためには大切で貴重な時間となる

東日本大震災から13年

私事だけど先日腰を痛めて普段の生活が出来ない状態が続いている

当たり前の生活が出来なくなってあらためて当たり前をすごく大事にしないといけないんだと痛感する

もしこの先今までの健康を失ったらどうなるのだろうとか

水が出ない状態になったらどうしたらいいのだろうとか

震災を経験した人がインタビューで「当たり前をすごく大事にしないといけない」と言われているが本当にそうだと思う

「学ばせてもらう」ことについて感謝するだけでなく、もっと自分事化していかないといけないと思う

自分事化することによって本当の勉強が始まると感じた

普段から当たり前が当たり前でなくなることに備えて「自分事化して学んでいこう」と

そして「自分事化」を「みんなのため」に広げていくことが「勉強することの意義」なんだと

友を見つける 師を見つける

壁にぶつかったとき、自分一人ではもう策が見いだせないとき

自分の信念や魂を燃やして壁を乗り越えられることもあるけど

世の中にはたくさんの味方がいることを思い出すのもいい

世の中は基本的には人と人との助け合いの産物

一人で悩まないで「友を見つける」「師を見つける」ことで大きく前進できることがよくある

時にはそれは読書やネット上で見つけられることもある

ライバルが最後には最大の友となることもある

共に本気で何かを目指した人間関係は実はたくさんのことを教えてくれる存在になる

人は自分の内なるパワーを引き出すことも大切だけど、人からそのヒントをもらうことも多い

いや人が潜在能力を発揮できるときって「誰かのために」と感じる時だと言われる

人生は「自分が成功すること」よりも「誰かと共に喜べること」の方が心に残る

何気ない会話からでいい。友を見つけてみよう、師を見つけてみよう

時には自分を見つめてみる

人は日常いろんなタスクをこなし、いろんな感情をコントロールしながら生きている

クラブやその人間関係や勉強の宿題、自分で決めた目標などで中学生でも忙しいと思う

そんないわばストレスを解消するための気晴らしも必要になるだろう

そんな中でも自分の目標を忘れず、それに向けて前へ進む人が大勢いることに感服する

きっと日々の忙しさやいろんな感情の波が押し寄せてきても、心の底にいつも存在し続けている自分にとって大切なものをしっかり見つめているのだろう

いろんな波に流されず、自分にとって大切なものが見えているのだろう

「なりたい自分」「自分で自分を尊敬できる生き方」というものがブレないのだろう

誰でもいつでも自分を見つめる時間をつくることで「なりたい自分」「自分で自分を尊敬できる生き方」というものを見つけることができる

時には心の表面のいろんな波の下にいつも存在している心の底にある大切なものを静かによく耳をすまして再確認してみよう

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