カテゴリー: 勉強の仕方 Page 8 of 18

自分で納得できるレベルが高い状態

子供が一生懸命になって取組んでいる時

例えば、小学生がひっ算で3桁×3桁の計算をしている時

なかなか全問正解させるのが難しい時

先生の方では、1問間違いでも十分頑張ったから全問正解にこだわらなくてもいいのではって思ってしまうのだが

子供は「もう一度やる!」「まだやる!」

決して「もういい」とは言わない

自分で納得できるレベルが高い状態

こういう状態をたくさん作っていけば、子供はもっとずっと伸びるのだろう

目標に対する振り返りを未来の自分に残す

「チェックテスト」や「到達度テスト」をやって、結果に一喜一憂するのもいいと思う

でも物事やりっぱなしはもったいないことが多い

せっかくだから未来の自分へ「こういう問題は復習が必要だ」とか「このポイントを忘れない」とか何らかのメッセージを未来の自分が見つけられるようにすると

文字通り「未来の自分に感謝される」

逆に「一度やったけどどこを復習すれば効率的なのか思い出せない」という状態になることもある

簡潔でいい、ささっと未来の自分へメモやメッセージを残そう

1回1回の授業に目標をもつ

K塾ではその生徒に合わせたプリント冊子をお渡ししています

集団授業では「授業でインプットすること」をしっかり聞いてノートをとることが重要ですが

家庭学習とのリンクも重要で、特に個人カリキュラム指導では

ある程度のところまでは「解説動画」「要点」への書込みや穴埋め問題「練習問題」で基礎固めや予習・復習が可能ですので

授業では「チェックテスト」に合格できるように家庭学習してくることや質問をはっきりさせてくることが塾の活用方法としては効果的な方法になります

「チェックテスト」をやった後、復習問題プリントをやるのもひとつの勉強方法になります

また、「チェックテスト」は細かい範囲の確認テストですが、単元の確認テストとして「到達度テスト」というテストがあってレベル別に3種類あります

塾に行くときに今日は「チェックテスト」「到達度テスト」で合格点をとるぞ!という目標をもって乗り込んでくるのが理想的ということになります

「今日はこれをマスターするぞ!」といった1回1回の授業における目標をしっかりもつことが大切

家庭学習によって成績に大きな開きが出来ている

1週間は何分かというと10080分

1週間で塾にくる時間が例えば210分だとすると

その比率は48:1になる

塾に来る時間「1」で得たことをそれ以外の時間「48」でどれだけ効果的に予習や復習をしているかで

成績は大きく変わってくる

「48」の時間の使い方によって「1」の時間の効果や価値を「2」や「3」や「10」などにあげることができる

しかし「48」の時間の使い方によっては「1」の時間で得たことが「1以下」になってしまうこともある

家庭学習の時間ややり方は本当に大切で、家庭学習によって個々の成績は大きく開くことになる

家庭学習の理想は「自分で決めた宿題」をやり切ることだが

「自分で決めた宿題」というものがしっかり見い出せる状態になるには

最低限の学校の宿題などをやり切ることが出来ていないといけない

今の自分の家庭学習は「1」の時間を一体どれくらいにものにしているのだろうか

新しい習慣が生まれる

子供が今までの習慣を打ち破り新しい習慣を定着させていく姿を見ることは

春が訪れた喜びよりも嬉しい

今までできなかった習慣もまずは「頑張ってやってきた!」の連続から

今や「やれるようになってきたよ!」やることが当たり前というかその子にとって一種のプライドになりつつある

その姿は他の子供にも良い影響を与えるとても価値のあることをしているのだよ

習慣を変えることは難しいが現実に起こっていることなのだと

あらためて自身に確信が揺るがないようその姿をしっかり脳裏に焼き付けている

自分の勉強方法を主体的に考える

「自分にとってどんな勉強をするのがいいのか」ということについて

いろんな手法を考え出して、多くのパターンができた子は

勉強に対してどんどん前向きになる

それをやることの意図を理解した上でやっているから「主体的で積極的な勉強」に変わる

理由が分からずに「やらされている勉強」だとそうはいかない

本来、一人一人に最適な勉強方法は多種多様なやり方があるはずだ

先生はそのお勧めパターンを提示するのだが、

一番最強となるやり方は子供自身が高いレベルで編み出したやり方だ

塾はまず第一に「高品質の授業を施し、高品質のシステムを提供こと」だが

一人一人に最適な勉強方法を編み出す指導にも力を入れて子供が「主体的で積極的な勉強」をいきいきと出来るように仕向けていかないといけない

どんな子も必ず「主体的で積極的な勉強」をいきいきと出来るはずだと信じて先生自身も日々精進していくのだ

宿題はやればいいのか

子供は素直で純粋で心で伝えればしっかり伝わる

子供の可能性は無限大というけれど

子供の心は限りなく素直で純粋だ

宿題については「中身」「確かに自分のものにできるかどうか」という点も視点に入れることができれば尚良い

もし「宿題が難しすぎる」とか「簡単すぎる」とか「こんな宿題がいい(自分に効果的だと思う)」と思うことがあれば先生に言ってもらっていい

その発言を聞いて先生は怒ることはないだろう、むしろしっかり宿題の意義を考えていることに感心する

そしてもっとその子に合った宿題を追求する

そういうやり取りをすることはその子のさらなる成長にとって絶対プラスだと思うから

宿題は一方的に出されるものではない

先生と一緒に「効果的な中身」について話し合っていこう

それが「自分にとってどんな勉強をするのがいいのか」という認識レベルを高めることになる

“共に喜べる感動の瞬間を目指して”

宿題をやることの意義

宿題をやる習慣が身についていない場合、「宿題」という響きはストレスになるかもしれない

宿題をやることの意義について「少し別の視点」で考えてみる

宿題は「自分のため」と思っているとなかなか行動に移せないことが多いのではないかと感じる

もちろん自分のためだと確信できて頑張っている人は本当に素晴らしく、皆そうであってもらいたい

けれども中には宿題をやることが苦手な人もいる

原因は必ずしも自身にあるとも限らないと思う

もし宿題というものが「誰か大切な人のために届けないといけないもの」だったら、人はその宿題をやると思う

「別に届けたって誰かがそれほど大切にしているものではなく単に義務的なものだ」と過去の経験から感じるようになっていたら、人はその宿題をやらなくなると思う

そうなってしまったら、いくら先生がその子のために考え抜いた宿題を出しても、その子の不合格を絶対に見たくないという気持ちから出していても、なかなか子供には伝わらなくなっている

お母さんはそういう姿を見て心配に襲われる。子供を絶対に不合格にさせたくない「祈り」からそうなる

先生にとって宿題とは「過度に負担をかけたくないけど、絶対に不合格になってほしくない」という「祈り」を形にしたもの

宿題とは先生が何か利益や評価を得るものではない。子供に強制しようというものでもない

もし言葉にするなら「不合格にさせたくない」という「祈り」「願い」

お母さんを心配させてほしくないという「祈り」「願い」

宿題とは子供に強制したいものではなく、先生やお母さんの「心からの祈り」「心からの願い」なのだ

先生やお母さんにとっては大切なもので必ず届けてほしいものなのだ

宿題は自分のためになるものだけど、少し違う視点からみると人生の先輩である先生やお母さんの経験からくる大切な子供への「祈り」「願い」なのだ

「宿題やった?」という言葉は子供を責めている言葉ではなく

「祈り」「心からのお願い」なのだ

未来の参考書を作る時の工夫

・色のつけ方や重要度などに関して自分流のマークを決めてつけていく

・重要語句は意味を「自分の言葉で」説明を書いてみる

・「なぜ」を自分で書き加えるといい

・理科に多いが、図や絵を描いた方がよく分かるところもある

・「ここが苦手、分からない」とか書き残しておいて機会があるときに質問できるようにする

・自分のよくやるミスに対して注意書きをする

・自分で自分のモチベーションをあげることを書く

など自分の愛着がわくものを楽しんで作っていくのがいい

愛着があれば機会がある度に見直すだろう

合格する子に共通する特徴

今日は大阪府公立高校の合格発表だった

第一志望校に合格した子の一年前を思い返してみると共通する特徴があった

それは「これをやっていたら安泰だ」とか「時期が来たら本気を出せばいい」などとは思わないという特徴

むしろ危機感まではいかないがそれに似た気持ちをもっていて、「もっとやらないと」という発言や行動ばかりという特徴

「チャレンジャー」だという強い認識を常に持っている

王者とは常に「危機感」を忘れないものと言われたりするが、望むものを掴むにはいくつもの修羅場を最後の最後まで乗り越えないといけないことを感覚的に分かっている

勝敗を決めるものは普段から「危機感」「チャレンジャー意識」をもって取組んでいたかどうか

悲壮になるのではなく、自身が緩み無意識に堕落してしまうことを徹底的に防ごうとする

そしてそれを楽しむ

努力の日々を楽しむということと楽観的になるということは違う

もしこれから受験生になる人で、今まだその徹底度に達していないなら「気持ちの引き締め」をまだまだ上げていかないといけない

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