カテゴリー: 勉強の仕方 Page 5 of 17

とっかかりと関心

「勉強は嫌だ」「テストなんて嫌だ」という生徒の発言

でも言葉の裏には「それはやらないといけないなあ」と認識している証拠でもある

遊ぶことだけに気がいっている子はそういう言葉を口にしない

そういう時は、とっかかりがやりやすくなるように教員が工夫してあげ

子供が「これならめんどくさくなさそう」と思える誘導をしてあげる

もともとやらないといけないと認識している子はむしろ早くとりかかることが多い

早く終わらせたときにしっかりほめてあげると初めの「嫌だ」という気分はだいぶ遠のいている

次に中身として大切なことは反復して理解を深めること

その時もまた「めんどくさいなあ」という発言になるだろうが

どういうところをどう深められるのかについて関心をうまくもたせることができれば

子供も関心をもって考え始める

ささいなことでもあり、また理想に過ぎないと思われるかもしれないが

子供の心を丁寧に動かしていきたい

受けたテストはすぐやり直す

×を〇に変えることで成績はアップする

そういう意味では受けたテストは成績アップの宝庫だ

単なるケアレスミスであることも多いが、ケアレスミスについても

「どんなミスに注意するべきか」をしっかり復習することが大事

一番の得点アップ法はケアレスミスを減らすことだから

あと単に勉強してなくて知らなかったところで間違えたのか、できると思っていたけど出来なかったのかなどは

次のテストに向けて非常に大切なこと

とりあえず間違えた問題をもう一度解き直してみよう

そして「次のテストではどんなことに注意するべきなのか」をしっかり頭で整理しておこう

壁を突き抜けた瞬間

中間テストの返却のとき、あと1科目だけまだ返されていなくて、その科目が〇点以上だったら、5科目で前回より50点アップする!という緊迫感という状況の中

結果は「61点アップ」だった!

壁を突き抜けたね

そこには「今までの習慣を変化させたこと」「最後まであきらめずに頑張り抜いたこと」が印象に残る

特に「今までの習慣を変える」ことは人間にとってかなり難しい

そこにはきっと意志の強さがある

見直したしリスペクトの念を抱くよ

そんな子供たちの姿を直に見れることはこの上ないやりがいであり幸せだ

「運動性記憶」が記憶定着の鍵

「運動性記憶」とは「書く」「話す」といった運動神経や筋肉を使った記憶のことをいう

運動性記憶の特徴は一度覚えるとその後はなかなか忘れない

例えば久しぶりに自転車に乗ったときに乗り方を忘れたということはないはず

逆に教科書を読んで覚える暗記や意味暗記は忘れやすいと言われる

だからなるべく「目で追うだけ」「頭の中でだけ」で覚えるよりも

「書いてみる」「話してみる」「一人であっても声に出して説明してみる」といった運動神経と連携して覚える方が記憶に残る

「先生になったつもりで板書したり、講義風に説明したりする」ことも楽しんでやるとより一層身に着くと思う

調べて書きとめてから、その後にそういうことを少し入れるとテスト本番で思い出せることが多い

どれだけ早い段階で真剣モードに入れるかで結果が変わる

友達同士で一緒に話しながら勉強することもスタートするきっかけの一つだが

本気で詰め込む段階になると「黙々と深い集中状態に入ることが必要」になる

それをどれだけ早い段階で行動に移せるか

また、テスト前日の夜になるとさすがに真剣モードになって頑張ると思うが

その真剣モードをどれだけ早い段階で行動に移せるか

「テスト勉強をしているように振る舞う」「テスト勉強していると自他を納得させている」

そういう状態が長く続くことが多いのではないだろうか

結果を出すためには「黙々と深い集中状態に入る」「一旦やりだしたら少なくとも30分は黙々と深い集中状態に入る」状態を作らないと結果につながる本質的な勉強にはならない

人とどこで差が出るかは「どれだけ早い段階で真剣モードに入れるか」だ

精一杯と能力の最大限

「精一杯頑張っている」

テスト前は本当によく頑張っている

前回よりも頑張った自分になれたらひとまず成功だ

以下のことは「精一杯」をさらに拡張したいと思っている人へのメッセージ

「精一杯が自分の最大限の人」もいるだろう

「精一杯が自分の最大限ではなく、まだ力に余地のある人」もいる

限界まで頑張れというつもりはないが

その「限界」というのは「心の限界」であることが多い

体力や脳の限界ではないことがほとんどだと感じる

つまり「能力的な最大限というのはまだ先にある」

そのためには「心の限界」を少しでも広げることにチャレンジしてみよう

それが出来るようになれば、自分のキャパそのものをどんどん広げ大きくすることになるから

時間の濃さは変わる

4時間机に向かっていたけど、本当に集中して勉強できたのは1時間くらいだったってことはないかな

机に向かっていた時間ではなくどれだけ生産性・集中の深さ・スピードを最大化させるかが重要

まずはスマホのルールを決めないといけないことが多い

例えば10分ごとに、LINEなどのメッセージのアラートが鳴ればその瞬間に集中力が途切れる

脳は無意識的に働いてしまうのでアラートが鳴るたびに深い集中力はゼロに戻ってしまう

もうひとつは「時間を大切にする心」

ボーっとしている時の時間と「あと1分しかない!」っていう時の時間は濃さが違う

極端な例だけど「明日死んでしまう」と分かったら時間の濃さは非常に濃くなると思う

時間というもののありがたさと尊さを感じるだろう

それは自分の命でなく誰かの命であっても時間の濃さは違って感じるだろう

今の学年という時間は一生で1回だけ

今日という時間は一生で1回だけで、その1回だけの時間をどう受け止めて使っていくのか

その1日1日の時間に対する意識と心の積み重ねで人生は変わっていく

記憶力とモチベーションをアップするには

「好きだ」「興味がある」と思って勉強できれば、記憶力とモチベーションはどんどん高くなっていく

それは「好きだ」と思えばドーパミンという集中力・モチベーション・学習能力を高める脳内物質が出るからと言われる

「嫌いだ」「興味がない」と思って勉強すれば、記憶力もモチベーションも低くなる

嫌々やるとコルチゾールというストレスホルモンが出てきて脳の容積が小さくなるそうだ

なかなか苦手な科目を「好きだ」とは思えないと思うけど、嫌いだという時のストレスホルモンが出ないように「嫌い」という感覚を抑える方がいい

「苦手だけど好きなところもあるなあ」と思えればドーパミンが出るかもしれない

勉強だけでなく何事も「嫌い」という気持ちを強く持たずに「いいところもあるなあ」と長所発見思考の方が良い脳内物質を出し続けていけるのだろう

テスト前こそブレイクスルーを起こすチャンス

テスト前こそブレイクスルー(自分の器を拡張する)を起こすチャンス

一つ一つの目標をどのように達成していくか

心が乱れないように、心が後ろ向きにならないように、雑念に負けないように

しんどい期間ではあるけれども、裏を返せば自分の器そのものを拡張させる絶好のチャンスだ

目の前のテストとその結果に気がいってしまうと思うけど

自身のキャパ・能力をアップさせるのだということも念頭において

それに対してワクワク感を持って臨んでほしい

そして結果をつかみ取ろう!

結果をつかみ取った暁には、今まで感じたことのない「自信」を得るだろう

新しい自分になるだろう

1つ1つを着実にこなしていく

テスト勉強は、授業で「これもテスト範囲です」とか告知されて、日々やることがどんどん膨らんでいくことが多い

一気に増えるような感覚になることも多く、あれもこれもやらないといけない!どうしよう?って焦ってしまうと思う

大切なことは「抜けがないようやることをきちんとリストにしておくこと」

そして焦らずに「優先順位や時間がかかりそうなことを整理していくこと」

スマホやテスト勉強にとってタブーなことにさえ時間をとられなければ、時間はそれなりに取れることがほとんどだと聞く

大切なことは「1つ1つ着実にこなしていくこと」

途中で臨機応変に計画に変更をかけることもある

やり方の要領などもあるけれども、最も大切なことは「テスト勉強にとってタブーなこと」に時間を使ってしまわないようにすることだ

テストが終わるまでは頑張るのだ

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