月: 2023年10月 Page 1 of 4

いつからが受験生?

受験学年の皆さんにとって、いよいよ入試へのカウントダウンに入る時期になった

もうかなり前から「受験生」として頑張っている人もいるだろうし、「受験生」になり切れてない人もいるだろうし、入試はまだだからそのうち「受験生」として頑張るつもりの人もいるだろう

「受験生」だからといって勉強ばかりする訳ではない、息抜きや楽しみも人間必要だ
ただ知っておいてほしいことは、入試当日は誰もが極度に緊張する、その極度の緊張の対策を十分していかなくてはいけないということだ

緊張の対策ってあるのだろうか
自信をもてる状態で入試に臨めば緊張しないと言われるが「自信をもてる状態」とはどんな状態だろうか

スポーツで考えると、「練習」で出来ないことが「本番」で出来ることはないだろう
だから「練習」を「今が本番なんだ」という気持ちで取り組んでいるはずだ

勉強でも同じことがいえる

「自信をもてる状態」にできた人は普段から本番を想定した緊張感を十分もって取り組んできた人だ

「自信がもてる」「本番での緊張に打ち克つ」には「今を本番と同じ真剣さと緊張感で取り組み続ける」ことだ

受験生はいつからか、それは「今」が入試なんだという真剣さと緊張感をもって取り組み始めた時だ

セルフコントロール

セルフコントロールとは、自分の感情や行動をコントロールする力であり、誘惑に負けず冷静な判断を続ける力である
自制心や意志力ともいわれ、「プロ意識」にもつながる

「頑張ろう!」と決意したのに、3日後、1週間後、気が付けばその意志を忘れてしまっている、もしくはその行動がとれてないことはないだろうか

そういう時、先輩たちがやってきた工夫としては

1「物理的に自分の意識に浮上させる仕組みをつくる」

部屋のよく見えるところに自分の決意したこと、なりたい自分を書いて貼る

スマホの待ち受け画面など普段よく目にするところに、自分の決意したこと、なりたい自分が思い出せるよう工夫する

2「計画」

いわゆる三日坊主にならないためには計画も大事だ

本当に無理のない生活リズムかどうかよくよくイメージして「習慣をつくる」ように計画する

1週間、1か月してその計画が「習慣」として体が覚え「リズム」となれば、計画は必要なくなることも多い
計画は「やることリスト(To Do リスト)」にかわる

計画してもその通りいかないから無駄だという子もいるが、「習慣」をつくるという視点で計画を立てるのがいい

夢や目標を達成するためには、セルフコントロールという「自分の感情や行動をコントロールする力」「誘惑に負けず冷静な判断を続ける力」も重要な要素だ

「粘り強さ」が成功を収める重要な要素

「天才とは、1%のひらめきと99%の努力である」というエジソンの名言がある

「やり抜く力」GRITという言葉を聞いたことがあるだろうか

G:困難なことに立ち向かう
R:失敗しても諦めずに続ける
I:自分で目標を見据える
T:最後までやり遂げる

努力しても、やっと結果が出るという直前で諦めてしまうことは多い

だいたい3、4回のチャレンジで諦めることが多いが、5回目以降チャレンジする人はそこで加速する

そして10回目くらいで「あれ、出来てる!」「コツがつかめた!」となる

4年に1回のワールドカップとかなら何十年とかかってしまうが、
入試問題の過去問やスポーツの技術などは何年ではなく何ヶ月だ

「粘り強さ」によってひとつの達成を可能にするかどうかは紙一重

やり抜く力」こそが成功を収める重要な要素である

情熱を何かに傾けていけば未来が楽しみになる

情熱をもった人は、いつも何事にも全力で取り組む

あまりに情熱的な人は少し暑苦しいかもしれないが、未来は誰にも分からない

無難な選択をする方がその時は安心するかもしれないが、長い将来を考えたときにそれで本当に後悔しないかどうかよく自分の心の奥底の声を確かめてみよう

情熱を何かに傾けて勇気をもって立ち向かうことは、未来に対する妥協やためらいを打ち消すことができる

情熱があれば、困難なことにも立ち向かうことができる

情熱があれば失敗しても諦めずに続けることができる

情熱を何かに傾けていけば未来が楽しみになる

まずは「無理」という先入観を持たず「もしかしたら、できるんじゃないか」「どうやったらできるだろうか」と物事を前向きに捉えてみよう

「なりたい自分」に向けて何をすればいいのか

「なりたい自分」のイメージが明確にできたとき、体中の全細胞がそれに向けて動き出す、潜在能力を呼び覚ます

「なりたい自分」のイメージが難しいときは、あの人気スター大谷翔平のマンダラチャートを参考にしてみるのもいい

例えば「〇〇高校にいって、クラブで活躍して、たくさん友達をつくりたい」というなりたい自分があったとき

必要な要素として「〇〇高校に合格する」がひとつある

そのためには「毎日〇〇を〇時間する」「集中する環境づくり」「日々の計画」などの細かい要素に分けて具体化する

他にも「基礎体力をつけておく」「今の友達と良い関係を深める」などあると思う。それぞれについて、細かい要素に分けて具体化する

そうして出来上がったシートを日々眺めれば、「なりたい自分」とその過程がリアルにイメージできる

またマンダラチャート以外の方法として「魚骨図(フィッシュボーン)」というやり方もある

フィッシュボーンは課題探しに使われることが多いが、目標を「なりたい自分」にして活用すればいい

今日も「なりたい自分」をリアルにイメージして、充実した時間をワクワクしながら全力で楽しもう!

参照1:大谷翔平マンダラチャート

参照2:魚骨図(フィッシュボーン)

少し追究してみるという気持ち

近年、藤井聡太さんの活躍により将棋ブームが起こり社会現象的な人気「藤井フィーバー」が起こっている

藤井聡太さんはある小学校で「将棋という好きなことに出会って、一生懸命取り組んできたのが今につながっているのかな、と強く感じている

皆さんも普段の学校生活やそれ以外のことで何か興味があることを見つけたら、少し追究してみるという気持ちを大切にしてほしい」と小学生の皆さんにお話しされた

大成功した人の言葉は深く重い

そういう言葉を聞いたときは、一言一言をじっくり深堀してみるといい

「好きなことに出会う」自分にとって好きなことは何だろうか?好きなことって何かあるはずじゃないだろうか?

「何か興味があることを見つけたら」自分にとって興味あることは何だろうか?

また今思いつかなくても、普段そういう意識をもっていれば、「好きなことに出会ったとき」「興味のあることを見つけたとき」にピンとくるだろう

普段からそういうアンテナを張っているかどうかで人生大きく変わることは多い

「一生懸命取り組んできた」一生懸命ってどれくらいどんなことをどんな想いで取り組んだのだろう?

「少し追究してみる」ってどうんな風にだろうか?「少し」という言い方をされているが、実際は「ものすごく」ではないだろうか?

個人的には「人は誰でも少し踏み出すことによって、大きな偉業につなげることができるんだよ」というメッセージだと思う

望みを実現させる言葉「やれる」「できる」

「やれる」「できる」と肯定的に強く繰り返すと脳内に「できる回路」が強化される

結果として認識できるようになるのに時間がかかるかもしれないが

「できるかも」と思える瞬間にめぐり会えた時、脳は感動で活性化する

脳が本来の力を発揮し始める

「やればできる」と簡単に言われることがあると思うがそれは本当だ

そのことを実感できればどんどん「前向き」になり、自分の力に「ワクワク」し始める

毎日が「楽しく」なり「いきいきと」してくる

「やればできるんだ」という「自信」ほど人生を変えるものはない

脳と心は言葉によって作られる

自分の目標を応援してくれる人に言葉で伝えてみよう

言葉で伝えた記憶は自分の中でくり返されて自分の決意も強化されていく

普段、発する言葉も「できる」「負けないぞ」「これからだ」とかプラスの言葉をくり返そう

たとえ気持ちはマイナスでもプラスの言葉をくり返すことによって気持ちもプラスに変わってくる

脳と心は言葉によって影響を受けるといわれる

逆にマイナスの言葉ばかり発していると気持ちもどんどんマイナスに沈んでいく

プラスの言葉は自己肯定感を形成し自信につながる

プラスの言葉は他人も勇気づけて、人との関係も良くなる

プラスの言葉はいろんなプラスを生み出し自分の充実感を創り出してくれる

ニュースに関心をもつことは「かっこいい」!

何年か前に「自分の街をよくしたいから政治家になりたい」といった中学生がいた

すごくかっこよかった

公民という分野は中3で習うのだが、その土台は小学校でも習っている

それよりも「自分の街をよくしたい」という志が素晴らしい

その子はスマホでゲームやYouTubeもするが、ニュースもよく見ていた

スマホがあればどんどん調べることができたようだ

「日本をよくしたい」「世界をよくしたい」「戦争や犯罪が起こらない社会にしたい」「誰もが平等に豊かな暮らしができるようにしたい」

子供の純粋な気持ちに心を打たれた

でもそういう風にニュースに関心をもつ子供は多くないと感じる

今日、岸田首相が臨時国会の所信表明演説を行った

当時の中学生を思い出し「今頃どんなに立派になったかな、心から頑張ってほしい」と思った

潜在意識をコントロールする

自分で自分をコントロールするのは実は難しい

「習慣」というものにコントロールされていることも多いが、「潜在意識」によってコントロールされていることも多い

勉強などで「なんでやっているのかその目的が本当は分かっていない」とき、「ワクワク感」がどうしても持てないときなどだ

そういう時の一つの判断基準として

「どちらが尊敬できる自分なのか」と何度も自問自答してみよう

自分の潜在意識に「いやだ」と刷り込まれているものは、「自分にとって尊敬できるものかのかどうか}

自分で自分を尊敬できない選択は本当に自分の幸せや楽しさを生み出してくれるのだろうか

自分自身で自分を尊敬できる選択をしていくには勇気や決意が必要だ

「どちらが尊敬できる自分なのか」を何度も自問自答してみよう

何度も自問自答して出た判断が、明日の自分、未来の自分を決める

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